日の名残り

Novel, Historical novel by カズオ・イシグロ

Blurb

『日の名残り』は、1989年刊行のカズオ・イシグロの小説。同年のブッカー賞を受賞した。この作品は一人称視点によるバイアスを巧妙に利用した例としてしばしば取り上げられる。語り手の執事スティーブンスの元主人は第二次世界大戦前における対独融和主義者であるが、スティーブンスはその点を意図的にぼかしている。また女中頭のミス・ケントンとの淡いロマンスについても回想の中で理想化されている。
1993年にジェームズ・アイヴォリー監督で映画化された。

First Published

1989

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aleksandra.marinkovic

Aleksandra.marinkovic

Heartbreaking. The devastating effect of the British caste system on private lives of the oppressed and their own compliance in it.

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