人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))
Blurb
『人間失格』は、小説家・太宰治による中編小説。『ヴィヨンの妻』『走れメロス』『斜陽』に並ぶ太宰の代表作の1つである。雑誌『展望』1948年6月号から8月号まで3回にわたって掲載された。著者没後、同年7月25日、筑摩書房より短編「グッド・バイ」と併せて刊行された。定価は130円。
同年3月より書き始め、5月12日に脱稿している。
他人の前では面白おかしくおどけてみせるばかりで、本当の自分を誰にもさらけ出す事の出来ない男の人生をその男の視点で描く。この主人公の名前は、太宰の初期の小説『道化の華』に一度だけ登場している。
戦後の売り上げは、新潮文庫だけでも累計600万部を突破しており、夏目漱石の『こころ』と何十年にもわたり累計部数を争っている。
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