フリードリヒ・エンゲルス

『ドイツ・イデオロギー』は、1845年から1846年にかけて執筆された、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスとの共著作である。題名のIdeologieとは、ここでは観念論の意味である。青年ヘーゲル派の批判を通じて、唯物論的な歴史観の基礎を明らかにしようとした著作だが、マルクス・エンゲルスの生前は刊行されず、草稿・原稿の集積として終わり、死後に刊行された。 …

『フォイエルバッハ論』は、フリードリヒ・エンゲルスの著作で、原題は『ルートヴィヒ・フォイエルバッハと古典ドイツ哲学の終り』である。1886年雑誌『ノイエ・ツァイト』に2回に分けて掲載されたものに序と付録を付けて、1888年に出版された。 …

『共産党宣言』または『共産主義者宣言』は、1848年にカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスによって書かれた書籍。マルクス主義者による共産主義の目的と見解を明らかにした最初の綱領的文書とされている。

『家族・私有財産・国家の起源』は、1884年に初版が出版されたフリードリヒ・エンゲルスの著作。国家や一夫一婦制、私有財産を自明のものとする歴史観にたいして、それらが歴史的なもの、すなわちある条件のなかで生成し、またその条件の解消にともなって消滅するにすぎないと主張した。 …