「砂男」は、E.T.A.ホフマンの短編小説。1817年に発表されたのち作品集『夜景小曲集』に収められた。学生ナタナエルが幼児期から怖れていた砂男の影におびえ、しだいに理性を蝕まれていく様を描くグロテスクな物語である。バレエ『コッペリア』およびオッフェンバッハのオペラ『ホフマン物語』はこの小説をもとに作られている。 …