夜明けのヴァンパイア
Blurb
『夜明けのヴァンパイア』は、アメリカの作家アン・ライスによる小説。1979年刊行。原題の示している通り、吸血鬼を自称する男へのインタビューという形でその吸血鬼の半生記が語られる。日本語訳はハヤカワ文庫NVや扶桑社ミステリーより刊行された。
アメリカではベストセラーとなり、『ヴァンパイア・クロニクルズ』としてその後シリーズ化された。本作はそのシリーズ第1作ということになる。ただし、2作目以降の主人公は本作で脇役だった吸血鬼である。
また、1994年にはアメリカで映画化され、日本でも同年末に『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』として公開された。
日本では、名作といわれ評価の高い少女漫画『ポーの一族』と、本作との間の類似性が指摘されることがある。
耽美な雰囲気とキリスト教的背景が特徴である。キャラクターの言動や結びつきに同性愛的描写を漂わせるのもこのシリーズの持ち味ともいえよう。
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